雛形を作りながら,ツールの使い方をまとめます
インストールした環境によっては,自動的にエディタ設定がされない場合があります
メニューの設定(T)→ソースエディタの設定(E)を選択
空欄になっていたら,
C:\WINDOWS\notepad.exe
を設定すればノートパッドで開くようになります
「プロジェクト新規作成」ボタンをクリック
『新規作成』ダイアログが表示されます
プロジェクト名にはメインクラス名を入力します(半角英字のみ)
ここでは「test1」と入力したとします
『ソースファイルの新規作成』ダイアログが表示されます
ソースファイル名は、クラス名と同一でなければならないJavaの規則があるので触らない
ここではテンプレートを利用したとします
アプリケーションの種別は、通常アプリケーション
Frame種別は、ゲームなら普通は Canvasを選択
使用するリスナは、メディアリスナと必要であればタイマリスナ、
作成ボタンを押すと、プロジェクトが生成されて、ソースが開きます
そのままの状態で、まずはビルドボタンをクリック
正常であれば、すぐさま終了します
起動ボタンを押すと、雛形が起動します
もし,ここで他の操作をしてしまったら,ADF設定が自動的に行われず,自分で全てを記述しなければビルドができない状態に陥るので注意が必要です
アプリ動作の環境設定です
これは私の解釈なので,正しく無い可能性もあります
*付きの項目は,必ず記述する必要があります
パラメータ | 説明 | 記述例 | |
* | AppName | アプリ名で,日本語可能です(絵文字も可) | テストアプリ |
AppVer | バージョンを記述する | 1.0.0 | |
PackageURL | 生成するプログラムファイル名 | test1.jar | |
SPsize | スクラッチパッドサイズ。バイト単位で記述する | 409600 | |
* | AppClass | 起動クラス名 | test1 |
* | LastModified | 更新日付 | Sun, 01 Jan 2006 00:00:00 |
AppParam | 起動オプション | ||
UseNetwork | ネット接続を許可する | httpにチェック | |
TargetDevice | ダウンロードを許可する端末名 | N902i,N903iなど | |
UseBrowser | ブラウザ起動を許可する | launchにチェック | |
Apptrace | デバッグ情報を出力する | on | |
DrawArea | 描画エリア(指定しなければ240x240) | 240x240 | |
UseStorage | メモリーカードにアクセスするか? | extにチェック |
昔からフォルダ構造は変わっていません
プロジェクトは,
C:\iDKDoJa5.1\apps\プロジェクト名\
以下に格納されます
・\bin
ビルド後のファイルが保存されます
全ファイルをサーバーにアップし,ケイタイから Download.htmlを表示してダウンロードする事でアプリを実行できます
ちなみに,jarファイルは単なる zip圧縮なので,拡張子を zipにすれば普通に開いて中身を見る事ができます
・\res
リソースファイル格納場所
ビルドすると,このフォルダ内のファイルが一緒にアーカイブされます
・\sp
スクラッチパッド内容ファイル
エミュレータで実行した結果のスクラッチパッド内容が保存されます
実機内でも同じ状態になっていると言う目安になります
・\src
ソースファイル群
ここに拡張子 javaのファイルを保存すると,ツールからコンパイル,ビルドされます
・\temp
ツールがビルドする際にワークファイルが生成されます
触らなくて良い場所です
これ以外にフォルダを作成しても影響しません
よく,適当なフォルダを作成して,必要なファイルをまとめて置いたりします
デフォルトの device1は、横240×縦240のみです
画面の広い端末定義を追加します
メニューの設定(T)→エミュレータ環境設定(E)→端末ウィンドウの設定タブ
右上の追加ボタンをクリックして『端末ウィンドウ設定』ダイアログを開く
名称に適当な名前、N-01Aなどを入力
横幅は480
高さは854
サブディスプレイにも何か入れておかなければならないので、device1と同じの120を入力しておく
設定ボタンを押すと、新しい端末が追加されます
開発ツールのバージョンによっては、高さに大きな数値は入力できません
また、エミュレータ画面はサイズの融通が利かないので、縦横比率が同じの小さい画面の方が心地良いです
ちなみに、高さ854だと、高さ1200ドットあるディスプレイでもはみ出します(ぁ
メニューの端末(D)をクリックすると、一覧に追加されているので、それを選択するとエミュレータ画面サイズが切り替わります