*** Guardisn Angel スピ魅 PART1補足 ***


 さて,まずは最後までプレイして頂きありがとうございました。
 この作品をプレイしてくれた人には,大きく分けて2種類の人がいる事と思います。
 1つは純粋にゲームを楽しんでくれた人,もう1つはVBAマクロでゲームを作った所に興味を持ってくれた人。
 そのどちらの人にでも楽しんでもらえるように作ったつもりです。
 続編作成の参考にしますので,感想をメールで送って下さい。

 以降,本編では語りきれなかった事を載せておきます。


○エンディング(仮想の原作から抜粋)
 化け物はうなり声を上げて,岩を投げつけて来た。
 娘「キャーッ!」
 娘はその場にしゃがみ込んでしまった。
 スピ魅「危ない!」
 とっさに娘を突き飛ばそうとした手が娘に触れた瞬間,吸い込まれるような感覚の後,娘と一体化してしまった。
 体が急に重く感じられ,生きている感覚が暖かく感じられた。
 だが,それはスピ魅自身も危険な立場に立った事を意味していた。
 魔物との戦いの真っ只中に突然放り込まれたのと同じなのだ。
 それと同時にスピ魅の中に別の感情が動きはじめたような気がした。
 スピ魅「キャッ!何これー!?」
 化け物が投げた岩が旅人をかすめ,体を強く壁に叩き付けて気絶した。
 スピ魅「そこまでよ!!」
 別の感情が押さえ切れなくなり,声を発した。
 その声に反応して化け物はうなり声を上げながら近づいて来た。
 化け物が腕を振り上げた瞬間,頭の中に呪文が浮かんだ。
 スピ魅「ルワカ」
 差出した左手の周りに炎のリングが現れ,化け物の振り下ろした腕を跳ね返した。
 スピ魅「ルワホウサン」
 炎のリングが玉状に分裂し,化け物を襲った。
 化け物「グォォォォォ!!」
 化け物が倒れると同時に,娘の体も地面に倒れた。
 スピ魅は娘の体から離れると,またいつものように宙に浮いて呆然としていた。
 しばらくすると旅人が気付いて,黒コゲになった化け物を見た。
 化け物の死を確認すると,娘を抱きかかえて洞窟を出ていった。

 村に平和が戻った。
 旅人の話に村人達は驚いた。今まで護り神だと信じていたのが化け物だったのだ。
 また,旅人も娘も知らない間に化け物が黒コゲになって死んでいた事を聞いて,村人達は本当の護り神が助けてくれたのだと思った。

 真の護り神スピ魅の存在に,誰も気付く人はいなかった……。


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