* * * Guardisn Angel スピ魅 PART2 <前知識> * * *
○物語は第3章から
PART1が仮想の原作の第2章から始まっている為,その続きの第3章から始まります。
物語としては,娘を救って死界へ戻った所から始まります。
前回の続きだと思って下さい。
○第3章プロローグ(仮想の原作から抜粋)
化け物との戦いの後,スピ魅はすぐに死界へ呼び戻された。
彼女にしてみれば,何がなんだかわけが分からない情況に陥っていた(最初からかも知れないが)
それからしばらくは何事も無く,死界をフワフワとさ迷っていた。
ふと前に見た天使が目に入ったので,そそくさと去ろうとしたら,天使は慌てて追い付いて来た。
天使「どうして逃げるんですか?せっかく良い知らせを持って来ましたのに。」
スピ魅「いやぁ,なんかやな予感がしたんで……。」
天使「スピ魅さん,おめでとうございます! 守護霊として認められました!」
スピ魅「はぁ?」
天使「スピ魅さんなら,がんばれば,私のような天使になるのも夢ではありませんよ。」
スピ魅「べつになりたくないけど?」
天使「…………。」
スピ魅「…………。」
天使「あっ,そうそう,守護霊として一人の女の娘を護る仕事が来ています。」
スピ魅「えーーまたーー?」
天使「……フィリカと言う娘ですのでよろしくお願いします。」
ここマイアレス街はここ数年来戦火の中にあった。
これまで生き残れたのは街の御神体であるアニュスの像のおかげだと信じられていた。
ところがある日の事,魔法使い集団に御神体を奪われてしまった。
街の占い師に助言によれば,御神体は北の山の神殿跡に封印され,魔法使い集団によって守られているらしい。
占い師の助言により選ばれたメンバーでパーティーを組み,今まさに神殿跡へ進入しようとしていた。
入口からこわごわ中を覗き込んでいる彼女がフィリカだ。
守護霊となったスピ魅は元の世界へと戻って来た。
スピ魅「やだなぁ……今度は特定の人を護るのか……。」
憑依(人にとりつくこと)すると呪術が使えるようになる能力をかわれたらしい。
スピ魅「なんか,失敗したら死界で文句言われそう……。」