・検証
単に画像をモノクロ４色化して，ワンダースワンで表示すると，目も当てられないような無残な表示になる。
まず，気が付くのが，濃淡が淡い事だ。
これは，元絵の配色の濃淡をもっと強調した方が良いのだろう。
次に，ドットが荒い事だ。
これは，パソコン上で縦横２倍表示にして加工を行なう事で，実際の表示に近付けられる。・モノクロ２色化してみよう
濃淡を最初から無い状態で作成を行い，それをワンダースワンで表示してみた。
すると，ちゃんと表示された。
変な濃淡があるよりも，いっそうの事この方がましだ。・パレットを自分で決めてみよう
ツールが自動的に割り当てるパレットは，パソコンで表示するのにふさわしい色だ。
そこで，ワンダースワンにふさわしいパレットを割り当ててみる。
表示色は，１６階調なので，パレット値としては，
0, 16, 33, 51, 68, 85, 102, 119, 136, 153, 170, 187, 204, 221, 238, 255
が考えられる。
基本的に黒が弱いので，黒寄りのパレットが良いと予測出来る。
そこで，0, 51, 119, 255の４色でパレットを作成してみた。
すると，そこそこ見れる画像が表示された。・ディザリングを無くしてみよう
元の画像はフルカラー（アニメ調）なので，ディザリング有りにした方がパソコンでは奇麗に見える。
ところが，ドットの荒いワンダースワンでは，逆に目障りになっているようだ。
それと，縦横比を無視して，ワイド長のワンダースワンに縦横比を合わせた。
こうする事で，パソコン上で見る美しい画像とは異なって見え，少しはマシに思うかもしれない(^^;
すると，かなり違和感の無い画像が表示された。・パソコンでの表示を無視してみよう
パソコンとワンダースワンに表示された画像を並べて比べると，色がかなり変わっている事に気付いた。
そこで，パソコンで表示された画像を無視して，パレットの調整を行なってみた。
何度も，ワンダースワン上で表示しながら，調整を加えてゆく……
あれ？ 転送出来なくなったゾ！？
容量が足りなくなったのか……って，上書きしていたのだから，容量が減るわけは無いゾ！！
（嫌いな）マニュアルを見てみるが，原因が分からない(;_;)
……ちょっと待てよ？ そう言えば，ファイル画面のメニューに‘せいとん’とか言う項目があったな。
見ると‘Ｗせいとん’と‘Ｐせいとん’と言う項目があった，多分ワークエリアとプログラムエリアのことだろう。
どうせまだ重要なデータは無いので，サクッと実行してみる。
おお！ 転送出来るようになった！(^_^)
コンデンスが必要なのか！？ ＶＳＡＭだったのか(^^;（意味の分からない人は読み飛ばして下さい）
気を取り直して，色調整を続ける。
パソコン画面上はとても変だが，ワンダースワン上では奇麗に表示されるようになった。
誰かパレット最適化ツールを作って下さい（お前が作れって(^^;）