☆for文の書き方

1から10まで,カウントアップしながらループすると言った場合です。
原則として,範囲が明瞭な場合は forを,範囲が不明瞭な場合は whileやdoを使います。

C++
Java
VB
Perl5
FutureBasic

・C++

for (int i=1; i < 10; i++){
 //ループ中に行なう処理
}

 ループを途中で中止する場合は,breakを使う。
for (int i=1; i < 10; i++){
 if (条件) { break; }
}

 ループ中の処理を中止して,次のループへ移る場合は,continueを使う。
for (int i=1; i < 10; i++){
 if (条件) { continue; }
 //条件が一致すると,ここに記述した処理は行なわれない
}


 for文はネスト(多重化,入れ子)する事が出来る。
for (int i=1; i < 10; i++){
 for (int j=1; j < 10; j++){
  //ループ中に行なう処理
 }
}

 ネストの奥から,一気に抜け出す。
for (int i=1; i < 10; i++){
 for (int j=1; j < 10; j++){
  if (条件) { goto Jump; }
 }
}
Jump:
 但し,この書き方には賛否両論有る。原則としてC言語では goto文は使うべきでは無い為だ。

・Java

for (int i=1; i < 10; i++){
 //ループ中に行なう処理
}

 ループを途中で中止する場合は,breakを使う。
for (int i=1; i < 10; i++){
 if (条件) { break; }
}

 ループ中の処理を中止して,次のループへ移る場合は,continueを使う。
for (int i=1; i < 10; i++){
 if (条件) { continue; }
 //条件が一致すると,ここに記述した処理は行なわれない
}

・VB

Dim i As Integer
For i = 1 To 10 Step 1
 'ループ中に行なう処理
Next i

 ループを途中で中止する場合は,Exit Forを使う。
Dim i As Integer
For i = 1 To 10 Step 1
 If 条件 Then Exit For
Next i

※Exit For以外の制御文は無い。


 for文はネスト(多重化,入れ子)する事が出来る。
Dim i As Integer, j As Integer
For i = 1 To 10 Step 1
 For j = 1 To 10 Step 1
  'ループ中に行なう処理
Next j, i

 ネストの奥から,一気に抜け出す。
Dim i As Integer, j As Integer
For i = 1 To 10 Step 1
 For j = 1 To 10 Step 1
  GoTo Jump
Next j, i
Jump:

・Perl5

for ($i=1; $i < 10; $i++) {
 #ループ中に行なう処理
}

 foreach文を使うなら,
foreach $i (1..10){
 #ループ中に行なう処理
}

 但し,Perl5言語では以下のように記述する事が多いです。
$i = 1;
while ($i < 10){
 #ループ中に行なう処理
 $i++;
}
 これは,forには他にも沢山の機能があり,ループである事を明確にする為だと思います。

 ループを途中で中止する場合は,lastを使う。
for ($i=1; $i < 10; $i++) {
 if (条件) { last; }
}

 ループ中の処理を中止して,次のループへ移る場合は,continueを使う。
for ($i=1; $i < 10; $i++) {
 if (条件) { next; }
 //条件が一致すると,ここに記述した処理は行なわれない
}

 ループ中の処理を中止して,再度現在のループを処理する場合は,redoを使う。
for ($i=1; $i < 10; $i++) {
 if (条件) { redo; }
 //条件が一致すると,ここに記述した処理は行なわれない
}

※perl5を知らない人には,nextとredoの違いが分かり辛い。
nextはループ条件判断が行なわれる為,10回ループなら10回で終る。
redoはループ条件判断はしない為,10回ループなら,redoが発行されただけループ回数が増える。


 for文はネスト(多重化,入れ子)する事が出来る。
for ($i=1; $i < 10; $i++){
 for ($j=1; $j < 10; $j++){
  //ループ中に行なう処理
 }
}

・future basic

DIM i%
FOR i = 1 TO 10 STEP 1
 'ループ中に行なう処理
NEXT i
※注意点として、ループ終了後に変数iの中身は11になっている。

 ループを途中で中止する場合は,EXIT FORを使う。
DIM i%
FOR i = 1 TO 10 STEP 1
 IF 条件 THEN EXXIT FOR
NEXT i
※この時の変数iは、中止した瞬間の値になっている。